インフルエンサーとは人に大きな影響力を与える人で、例えばインフルエンサーが使っている商品をInstagramで紹介したら、すぐにその商品が完売してしまうショップが増えるほど人気のある人のことを指します。
そのようなインフルエンサーを上手く使って自社の売上をアップさせるインフルエンサーマーケティングについて解説します。

“インフルエンサー”の定義

“インフルエンサー”の定義

インフルエンサーと呼ばれる人の多くは売れっ子芸能人だったり、カリスマ◯◯と呼ばれたりするような若い世代から支持されている人です。しかし、具体的にはインフルエンサーと呼ばれるのはどのような人なのかわからない方も多いのではないでしょうか。

一言でインフルエンサーと言ってもSNSなどでは認定の基準が厳しく、種類も多いのでどのような人をインフルエンサーと呼べば良いのか曖昧な点も多いですよね。

インフルエンサーとは主にSNSを効果的に使った情報発信を行う人のことで、その発言が顧客の購買行動に大きな影響を与えます。お気に入りのインフルエンサーの投稿をチェックしているユーザーはターゲット層でもあることが少なくありません。

そのため、自社の商品をインフルエンサーに使ってもらうことによって、商品の認知度と利用者を増やしたい企業は大幅な売上アップを見込むことができます。

ただし、インフルエンサーにはハッキリとした定義はないため、インフルエンサーマーケティングで成功するためには、その人自身や投稿への反響をしっかりと見極めなければなりません。

インフルエンサーの評価基準

最近では一般人でもインフルエンサーとして有名な人が多いですが、もちろん誰もが簡単にインフルエンサーになれる訳ではありません。つまり、自己申告すればSNSから誰もがインフルエンサーとして認められる訳ではなく、そのSNSごとに設けられたインフルエンサーの評価基準をクリアすることが必須となるのです。

インフルエンサーの評価基準の根拠となるものは、フォロワー数やいいね数だけではありません。

例えばInstagramの評価基準の中にはオーディエンス品質というものがあります。オーディエンスというのはそのインフルエンサーの投稿を見ている人たち=聴衆のことで、そのオーディエンスがどれくらい多くのアカウントをフォローしているかによってもオーディエンス品質は変わります。

品質の良いオーディエンスは適正な数をフォローしているので、フォロワー数が多いからといってインフルエンサーになれるという評価基準に達するとは限りません。オーディエンス品質はAからFまでの基準があるので、アクティブで良質なフォロワーを増やすとともにエンゲージメント率を向上させるなど他の要素も重視することが必要不可欠となります。

インフルエンサーの種類

その人が有名かどうかによって多少は左右されることもありますが、一般的に全てのインフルエンサーが企業にとって同じような影響をもたらすと思われがちですよね。しかし、実はインフルエンサーにも種類があり、それぞれの役割や影響力の高さは異なります。

インフルエンサーの種類はKlearがわかりやすくまとめてくれているので、その表を参考に見ていきましょう。

こちらの4つに分類されたうち、一般ユーザーと最も近い位置にいるのがナノインフルエンサーです。

ナノインフルエンサー

ナノインフルエンサーはフォロワーから親近感を持たれることも多く、コメントに返事を返したりいいねをしてくれたりすることもある、フォロワーにとって憧れのインフルエンサーです。

マイクロインフルエンサー

マイクロインフルエンサーは例えばペットのアカウントや趣味など、特定の分野での人気を誇ります。パワーユーザーとナノインフルエンサーの間に位置する、身近でありながら特定の分野に強みを持つといった特徴があります。

パワーユーザー

パワーユーザーからは誰もが「インフルエンサー」と認めるユーザーになります。SNSマーケティングでも非常に強い影響力を持ち、その範囲も特定の分野に及ばず幅広いのが特徴のひとつです。

フォロワー数も3万人から50万人と厚い層であり、既にPR案件を企業から受けていることも多くあります。

セレブリティ

セレブリティは誰もが認めるインフルエンサーで、絶大な影響力を持っています。一般のユーザーからも認知されていて、その注目度は圧倒的です。セレブリティとタイアップした企業では商品の売上が飛躍的に上がることが多くあります。

これから新しい商品を販売するためにSNSマーケティングを取り入れることを検討している企業では、セレブリティと仕事をしたいと考えられています。

インフルエンサーマーケティングの効果とメリット

インフルエンサーマーケティングの効果とメリット

流行の流行り廃りが移り変わるスピードが早くライフスタイルの変化も大きい現在では、企業でも新しい商品の売り方が日々考えられています。

SNSは今では遊びからビジネスまで幅広い使われ方がされ、利用している層もどんどん広がっています。そのSNSで絶大な人気を誇るインフルエンサーに商品やサービスをPRしてもらうインフルエンサーマーケティングでは、利益だけでなくインフルエンサーの投稿のいいね数やコメントからも目に見える形で反響がわかるメリットがあります。

インフルエンサーマーケティングの3つの効果やメリットについてご紹介します。

ターゲティングのしやすさ

SNSを使うユーザーの投稿ではターゲティングがしやすいというメリットがあります。

インフルエンサーマーケティングを検討している企業では、自社がターゲットにしている層に支持されているインフルエンサーを使わなければペルソナに認知してもらったり、商品のファンを増やすことができません。

例えば、若い女性をターゲットとしている企業では、SNSでメイクや美容法を投稿しているモデルなどのインフルエンサーとタイアップすることによって、売上アップの可能性が高くなります。なぜなら、そのインフルエンサーのフォロワーはその人に憧れ、メイクを真似したいと思っている人が多いからです。

しかし、中にはただ「可愛いから」という理由でフォローをしている男性ファンもいるかもしれません。

企業ではそういった点を踏まえ、そのインフルエンサーのフォロワー層を分析した上でタイアップをするか判断したほうが良いかもしれません。

情報が拡散されやすい

SNSでインフルエンサーを使うメリットのひとつとして、投稿を見たユーザーが拡散してくれて、さらに多くのターゲット層を巻き込みやすいことが挙げられます。インフルエンサーはフォロワーにとって憧れの存在です。だからこそ、インフルエンサーがPRした商品はファッション雑誌でモデルが着用した服のように売れる可能性が高まるのです。

情報の拡散はSNSの中だけに留まらず、クチコミなどでも広がっていきます。その情報に興味を持ったペルソナがクチコミで情報を広める場合、情報を伝える相手もその話題に興味を持つようなペルソナであることが多いでしょう。

このメリットを利用し、企業では実際に自社ブランドをインフルエンサーにSNSでPRしてもらうインフルエンサーマーケティングが導入されています。

被リンクが増えることでSEO強化にもつながる

被リンクとは他のWebサイトから自分のサイトのリンクを貼って紹介をしてくれた時のリンクのことを指します。質の良い被リンクが多いサイトではSEOの強化に最も高い効果を示し、検索の上位に表示される可能性が高くなるのです。

SEO効果が高くなる被リンクでは、自分のサイトと同じようなカテゴリーに振り分けられるようなサイトだったり、ページのクオリティの高いサイトであることが挙げられます。

逆に、品質が悪い相互リンクのみを狙った関連性の低いページや、質の低いブックマークサイトなどからの被リンクはSEO効果を低下させる原因となります。基本的に被リンクが増えることでSEO強化にもつながりますが、そのような被リンクを下げる要因となることは取り除くようにしたいですね。

インフルエンサーのサイトのページはインフルエンサーになるための色々な条件をクリアしていることからも、良質なページだと既に判断されているでしょう。だからこそ、インフルエンサーとタイアップして被リンクを増やせば結果的にSEOが強化できるのだと言えます。

SNS毎にインフルエンサーを選ぶ

SNS毎にインフルエンサーを選ぶ

SNSはそれぞれに強みがあるからこそ、複数のSNSに登録して使い分けをする人も多いですよね。それぞれのSNSでは使っているユーザー層が異なり、使い方をそれぞれで分けている人もいます。それは、InstagramのインフルエンサーがTwitterのインフルエンサーとは限らないということも意味しています。

例えば、Klearの事例のようにInstagramの評価基準ではフォロワー数、エンゲージメント率、True Reachを合算した上で点数化していますが、他のSNSでは違った評価基準を採用していることもあるのです。

意外と大切なそのSNS毎にインフルエンサーを選ぶべき根拠となる、それぞれのSNSの特徴を検証します。

Instagram

Instagramでは拡散性がなく、ハッシュタグで投稿を探すといった特徴があります。そのため、たくさんのハッシュタグを付けて検索に引っ掛かりやすい工夫をしているインフルエンサーを選ぶのが良いでしょう。

また、写真がメインとなるInstagramでは綺麗で映える写真を投稿しているインフルエンサーが活躍しています。Instagramは若い女性の利用者が中心となって利用されているSNSであるため、モデルやおしゃれな旅先を紹介するアカウントが人気です。

したがって、Instagramではターゲットを若い女性に絞り、誰もが憧れるインフルエンサーや少し身近に感じる自社ブランドをPRしてもらうのが成功のコツです。

Twitter

Twitterは拡散されやすいSNSであり、タイアップしたインフルエンサーのいいね数やリツイート数を見ると多くの人に認知されたかや反応が良いかがわかります。フォロワー数が多いインフルエンサーも芸能人が中心となっている訳ではなく、有名企業の社長なども多くの人から発言が注目されています。

匿名性である上に時系列でわかりやすく、情報を求めるビジネスマンなどの利用者も多いTwitterですが、拡散されやすいからこそ臭い対策グッズなどのユーザーが他人に知られたくないような商品は向かないSNSだということを覚えておきましょう。

YouTube

YouTubeは動画で商品をPRできることから、視聴者も世界的に多く日本でも注目されています。

動画を投稿するユーザーがYouTuberと呼ばれるインフルエンサーであれば、そのファンである人はチャンネル登録をして興味のある内容だけでなくその人が投稿している全ての動画を見てくれているかもしれません。

そのような場合は、自社ブランドの商品に興味がない層まで、ファンになって商品を購入してくれる可能性が高まります。また、インフルエンサーを通して商品の使い方を動画でわかりやすく顧客に教えられるというメリットもあります。

ただし、YouTubeは暇つぶしの利用者も多いため、忙しい人や、スマホ、パソコンを使いこなせない高齢者向けの商品とは相性が悪いです。

Twitch

Twitchは主にeスポーツやゲームなど海外勢が利用するサイトです。最近では日本人の配信者も増加傾向にあり、国内だけに留まらず海外戦略を行いたい企業にはおすすめです。TwichのメリットはAmazonとの連携が可能な点にもあります。

これを利用するのに向いていないのは、国内市場だけで展開するような企業です。国内市場だけを狙うのであれば、国内に強みがあるSNSでインフルエンサーマーケティングを行ったほうが良いでしょう。

インフルエンサーマーケティング x 企業ブランディング活用術

インフルエンサーマーケティング x 企業ブランディング活用術

テレビのCMで芸能人が商品を宣伝するように、SNSでもインフルエンサーを使うことによって企業のイメージや商品価値が高くなるというメリットがあります。

ただし、PRのやりすぎは共感よりも宣伝の色が強くなってしまうので、逆に企業や宣伝してくれたインフルエンサーのイメージダウンにつながりかねません。インフルエンサーマーケティングによって企業ブランディングをしていくのであれば、普段の投稿で自然な形で商品やサービスをPRしてもらうのが良いでしょう。

影響力の強いインフルエンサーをそのSNSに適した形で使い、企業のブランド力を向上させることで自社が求めていたような効果が得られるはずです。その結果として、インフルエンサーマーケティングが活きてくることは間違いありません。

インフルエンサーとのタイアップ企画で集客力UP!

インフルエンサーマーケティングは企業にとっても取り入れやすい新しい形の集客方法でありながら、顧客にとっても親しみやすく身近な点が成功の理由となっています。これまで著名人は遠い存在であったように感じていた人々にとっても、SNSはコメントを利用して芸能人や著名人に直接ファンレターを届けられる嬉しいサービスなのです。

多くの人から絶大な人気を誇るインフルエンサーはもちろん、読者モデルなどのマメに返信をくれるなどのファンサービスが嬉しいインフルエンサーは、憧れの存在でありながら共感度が高いです。

これから新商品を発売したり、もっと自社を多くのペルソナに知って欲しい企業はインフルエンサーマーケティングを取り入れ、自社のブランド力向上のチャンスを高めるインフルエンサーとのタイアップ企画で集客を行ってみてはいかがでしょうか。