最近では広告など企業の一方通行による集客では顧客の獲得が難しい現状があります。だからこそ、それに加えてSNSでシェアされたり報道で良い印象を与えたりするような複数のメディアに認知されるアーンドメディアが注目されています。
クチコミなどで第三者から評価を得て説得力を持たせ、売上アップに成功するアーンドメディアについてご紹介します。

アーンドメディアとは

アーンドメディアとは

アーンドメディアとはトリプルメディアと呼ばれるマーケティング戦略のひとつです。ブログやSNS、口コミなど第三者から拡散された情報を元にユーザーを獲得するメディアのことです。アーンド(Earned)「信用などを得る、獲得する」という意味をもちます。

海外ではトリプルメディアはPOEMと呼ばれていますが、基本的に同じことを意味します。現在では、POEMにシェアードメディアを加えた「PESOモデル」として進化しています。

アーンドメディアの他の2つには、広告費を支払ってPR活動やテレビや雑誌で取り上げてもらうペイドメディア、自社メディアで担当者が発信や運営を行うオウンドメディアがあります。これらをいかに連携させ、相乗効果を得られるようにするかが重要なカギとなります。

最近はインフルエンサーによって拡散される数が飛躍的に上がるケースも少なくありません。そのようなパターンではメディアの認知度がクチコミによって大きく広がり、アーンドメディアが成功するだけでなく大幅な売上アップにも期待できます。

アーンドメディア成功事例

アーンドメディア成功事例

アーンドメディアを上手く活用して成功事例のひとつとなるためには、実際に成功事例として取り上げられている企業から学ぶのが良いでしょう。

成功事例となった企業ではその商品やサービスの売りを上手に主張していたり、WEBならではの戦略を立てSNSで宣伝したり自社のオンラインショップを効果的に使うことでファンを増やしています。アーンドメディアで成功した2つの企業の事例を参考に、独自の戦略を立ててみてください。

無印良品

無印良品は店舗も多く、「シンプルで良い商品」を扱う企業として人気があります。ターゲット層も広く華美なものは学校で使えない学生から社会人、ファミリー、高齢者までに愛される魅力がある商品がいっぱいですよね。

扱っている商品も暮らしに寄り添い、ナチュラルな色が基調とされています。

そんな無印良品は、実はアーンドメディアの成功事例としてよく名前が挙がる企業のひとつでもあります。無印良品のオウンドメディアである「くらしの良品研究所」は、オウンドメディアでありながらアーンドメディアでもある、良質なサイトです。

くらしの良品研究所は企業が発信するだけでなく、顧客が「my MUJI」というコンテンツの中でコメントを書きこむことができたり、マイルを貯めたりすることができる、参加型のオウンドメディアです。

こちらのmy MUJIにはSNS経由で入り、FacebookやTwitterからソーシャルIDが入るという相互作用がもたらされています。Facebook限定のタイムセールの実施も行っているので、ファンにとっては見逃せないですよね。

SNSによって使い分けも行い、Facebookには自社リンクも添えユーザーがページを見つけやすい工夫をしています。そして、Instagramではインスタ映えするような美しい写真と商品の紹介文を載せています。

ハーゲンダッツジャパン

ハーゲンダッツと言えば高級ではあるものの手が届く価格帯で、ちょっと贅沢をしたい時に食べる人も多いのではないでしょうか。

期間限定のフレーバーは購買意欲が湧くだけでなく、Twitterでいつから発売ということも発信しているのでそれを楽しみに様々なことを頑張れる人もいるかと思います。

ハーゲンダッツジャパンのTwitterはポップで可愛いアレンジをし、文字とイラスト、写真などで美味しさが伝わる演出をしています。

Twitterのフォロワー数は127万人以上とSNSで成功し、元々のブランド力もあるため拡散力も高いでしょう。インフルエンサーも積極的に活用して商品やSNSごとにファンへの伝え方を変えたり、ファンとの交流を行ったりすることでアーンドメディアを成功させています。

アーンドメディア運用のコツ

アーンドメディア運用のコツ

アーンドメディアはコストもかからず、顧客からの生の声を聞くことができるので商品づくりに役立つといったメリットがあります。例えば、顧客が商品の良い点を拡散してくれればアーンドメディアの効果も高まりますし、逆に悪い点がわかれば改善点や課題も見つかるでしょう。

また、ユーザーとの距離が近く交流ができ、フォロワーの中には「企業の中の人」のファンも増やすことができます。

逆に、アーンドメディアのデメリットはユーザーを制御できることができないので、信憑性のない情報までが飛び交ってしまう恐れがあるということです。中には悪意のある投稿が紛れ込んでいる可能性があるので、企業側が正しい情報をアップデートし続けて顧客を信用させる努力をしなければいけません。

ユーザーとの信頼関係を構築していくことが重要

企業は戦略として効果の高いアーンドメディアをただ取り入れるだけではなく、ユーザーとの信頼関係を構築して企業イメージを向上させていくことが重要です。

アーンドメディアで成功事例となっている企業では実際に企業ブランドとしての価値も上がり、企業イメージが向上しているという特徴があります。

ユーザーとのつながりが強くなればユーザーが本当に欲しいものがわかるようになり、良い商品を生み出すきっかけにもなります。ぜひ、企業とユーザーの関係を良好にするような戦略を立ててみてください。