オウンドメディアで効率的に集客できる方法に、「コンテンツの拡散」があります。SNSや広告などを使ってコンテンツを拡散させることで、より多くのユーザーに認知され、濃い見込み顧客を集客できる可能性があります。この記事では、コンテンツを拡散するための4つの方法と拡散されやすいコンテンツの特徴についてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

コンテンツの拡散方法

コンテンツの拡散方法

オウンドメディアでコンテンツを拡散させる方法には4種類あります。それぞれの特徴や拡散されるためのコツがありますので、自社のメディアにあった方法をお選びください。

SNSで拡散

まずはSNSで拡散させる方法です。一口にSNSと言っても、さまざまな種類があります。集客したいユーザー属性にあったSNSを選ぶことが大切です。

また、SNSは拡散力が強い分、使い方を誤れば炎上してしまう恐れもあります。人によって主張が分かれやすいデリケートな話題などは扱わないように気をつけましょう。SNSでは基本的にポジティブな感情に訴えかけるコンテンツが多くシェアされる傾向にあります。

Twitter

Twitter(ツイッター)は国内で4,500万人以上が利用するSNSです。男女ともに広く使われており、特に10~20代の利用率が高いのが特徴です。140文字という短い文字数で気軽に投稿(ツイート)できるため、個人から企業まで幅広く利用されています。BtoB、BtoCどちらにも使えます。

Twitterでコンテンツが拡散されやすいジャンルは、仕事・働き方や人間関係、健康・医療、家族、サブカルチャーなどです。共感を生むコンテンツは、数千~数万回以上リツイートされ、たった1ツイートで数万人以上のユーザーにリーチできます。

文字だけではなく、画像や動画など視覚的にもわかりやすい工夫をすることでより拡散されやすくなります。投稿は1日5ツイートぐらいが目安です。

Instagram

Instagram(インスタグラム)は国内で2,000万人以上が利用するSNSです。10~30代で広く利用されており、特に女性ユーザーに人気があります。写真コンテンツが見やすいのが特徴で、「インスタ映え」という言葉が流行語になったのも記憶に新しいことでしょう。

Instagramではファッションや美容、グルメなどのコンテンツが人気です。ビジネスプロフィールを設定できることから、企業アカウントも年々増加しています。女性ユーザーをターゲットにしたBtoCマーケティングに有効です。

Facebook

Facebook(フェイスブック)は国内で2,800万人以上が利用しているSNSです。20~40代のユーザーが多く、実名登録制であることから、BtoBなどのビジネスシーンでも多く利用されています。

ビジネスアカウントを使ったFacebookページを作成でき、ページ上からユーザーにさまざまなアプローチが可能であることから、マーケティングツールとしても優れています。多くのユーザーに「いいね!」や「シェア」された人気コンテンツは、友達同士のつながりを通して広く拡散される仕組みになっています。

ある程度ボリュームのあるコンテンツもしっかり作り込めるため、ストーリー性や役立つ情報などを盛り込んでいくことで、シェアされる確率も上がります。投稿頻度は1日1回ぐらいでも大丈夫です。企業のブランディング構築にもよく使われているSNSです。

LINE

LINE(ライン)は国内で8,400万人以上が利用している国内ナンバーワンのSNSです。年齢・性別を問わず幅広く利用され、特に、10~30代では80~90%以上の利用率を誇っています。

LINEでは企業が個人と一対一でやりとりできるコミュニケーションツールとして、大企業向けの「LINE公式アカウント」と中小企業・店舗向けの「LINE@」をリリースしてきました。2019年からは2つのツールがLINE公式アカウントに統合され、現在300万アカウント以上が開設されています。BtoCマーケティングのツールとして効果的です。

他のSNSにはないスタンプなどの機能もコンテンツの一部として使われ、多彩なコミュニケーションを実現できます。

インフルエンサーに協力してもらう

SNSにおいて、多くのファン(フォロワー)を抱え、特定の分野で影響力を持ったインフルエンサーと呼ばれる人たちが存在します。そのようなインフルエンサーに協力してもらうことで、コンテンツを効果的に拡散することができます。

コンテンツを届けたいユーザー属性にあったインフルエンサーを選ぶことで、爆発的なアクセスを呼び込むことができるでしょう。ただし、インフルエンサーに協力してもらうためには、よいコンテンツが必要です。

インフルエンサーにとってファンは命です。ファンを集客のためにただ利用するのではなく、ファンにも喜んでもらえるコンテンツを提供することで、アクセスを集められます。

なお、インフルエンサーに協力を依頼するときには、依頼内容や謝礼(報酬)などをきちんと説明したうえで、Win-Winの関係を構築することが大切です。

広告で拡散

Web広告には、ユーザーの検索結果に表示させるリスティング広告やサイトの広告枠を買い取って掲載する純広告(バナー広告)、ブランド力のあるサイト上でPR記事として配信する記事広告(タイアップ広告)などさまざまな種類があります。

コンテンツの拡散に適しているのは以下の2つです。

  • 記事広告(タイアップ広告)
  • SNS広告

記事広告(タイアップ広告)では、アプローチしたいユーザー層によく知られたサイトに掲載されることで、短期間で多くのアクセスを集めることができます。

SNS広告では、特にTwitterやFacebookがよく使われ、日ごろの行動パターンをもとに興味・関心の高いユーザー層にピンポイントで広告を配信できることから、他の広告よりも高い反応率が期待できます。

プレスリリース

プレスリリース配信サービスなどを利用して、各種メディアにプレスリリースを配信して取り上げてもらう方法です。新規性や話題性のあるコンテンツはメディアにも注目されやすく、取材依頼につながる可能性もあります。

プレスリリースはメディアの担当者にいかに注目してもらえるかが大切です。毎日大量のプレスリリースがメディアには寄せられます。その中で、プレスリリースが取り上げられるためには、ひと工夫が必要です。

注目されるプレスリリースには、以下のような特徴があります。

  • 今までにない新規性のある商品やサービスのリリース
  • 今話題になっている出来事や時事問題に関するもの
  • 他のプレスリリースと比較して目を引く魅力あるタイトル
  • 内容に沿った写真やイラストなどのビジュアルがある
  • 内容を裏付けできる科学的根拠や数値データがある

大手メディアに取り上げられたら、他メディアでも次々と紹介されやすいため、爆発的な拡散効果があります。

メルマガを活用

メルマガの活用も、コンテンツ拡散には有効な方法です。自社でメルマガを発行していれば、その読者にコンテンツを紹介することで、見込み顧客への拡散ができます。

オウンドメディアは、無料資料ダウンロードやメルマガ登録フォームなどから、見込み顧客を獲得しやすいのが特徴です。メルマガ限定のお得な情報を配信したり、オウンドメディア上のコンテンツと連動させたりすることで、より効果的にコンテンツが拡散できるようになります。

また、自社メルマガがない場合は、大手メルマガを使って宣伝してもらう「メルマガ広告」などの方法もあります。

拡散されやすいコンテンツとは

拡散されやすいコンテンツとは

ユーザーにシェア・拡散されやすいコンテンツには共通点があります。ここでは、拡散されやすいコンテンツの7つの特徴について解説します。

ユーザーにとって「役立つ」「価値ある」コンテンツ

ユーザーにとって「役立つ」「価値ある」コンテンツは、最もシェア・拡散されやすいコンテンツのひとつです。どのようなコンテンツが「役立つ」「価値ある」かは、人それぞれですが、大きくは以下のような内容になるでしょう。

  • 生活に役立つ知恵
  • 仕事で使えるビジネススキル
  • 趣味に生かせる小技やネタ
  • 小さな気づきや学びを与えるエピソード
  • 知りたい情報が集約されているまとめコンテンツ

小さなことでもよいので、自社コンテンツの強みや得意分野を生かして、ユーザーに役立ちそうなコンテンツを考えてみてください。

もし、コンテンツにできるネタに困ったら、あなた自身が「困った」「こんな情報があったらよいのに」を解決するコンテンツを書けばよいです。自分に役立つ記事は他のユーザーにも役立つ可能性があります。「こんな情報が欲しかった」というユーザーは喜んでシェアしてくれるため、自然な形で拡散されやすいです。

単純に面白いコンテンツ

ユーザーにとって、単純に「面白い」「笑える」ネタなども、SNSなどでシェアされやすいコンテンツです。「面白い」と思ってもらうためには、言葉だけではなく、写真や動画などのビジュアルも組み合わせると効果的です。

また、赤ちゃんやペットなどを取り上げた「かわいい」「癒される」系のコンテンツも比較的シェアされやすいコンテンツになります。拡散されるためには、見た目のかわいさやインパクトなども重要です。

他人にもメリットになるコンテンツ

役立つコンテンツに似ていますが、人は「自分にメリットがある」と感じた情報は他人にも伝えたいという心理があります。

例えば、好きなブランドショップの期間限定セールやお得なクーポン情報など。自分も利用したいし、他人にも利用してハッピーになってもらいたいというユーザーの欲求を満たすことで、広く拡散されるコンテンツになります。

身近に共感できるコンテンツ

子育て・仕事ネタなどの身近に共感できるコンテンツもユーザーに好まれ、シェアされやすいコンテンツです。「あるある」「自分もそうだ!」と共感できる話はついつい、人にも伝えたくなりますよね。会話のネタにも使えます。

ネガティブな話題で拡散されることもありますが、人によっては不快になったりもするため、「ほっこりする」「思わず笑ってしまった」などのポジティブなコンテンツのほうがよいでしょう。

共感されるコンテンツのほとんどは体験談から来ているものです。日常生活の一コマで、「これって自分だけじゃないかも!」と思った些細なことが、案外多くのユーザーに共感されるコンテンツになったりもします。

流行・話題に合わせたコンテンツ

流行や話題に合わせたコンテンツも人気があり、拡散されやすいです。例えば、流行のファッションや話題の出来事・人物を題材にしたコンテンツは多くのユーザーが関心をもっているため、読まれやすいです。

流行や話題は旬が短く、一時的なもので終わってしまう傾向が強いですが、上手く使えば膨大なアクセスを集めることも可能です。SNSのハッシュタグ機能(流行や話題のキーワードを「#〇〇〇」というタグで付加してSNSに投稿すること)を活用すれば、より多くのユーザーに認知してもらえます。

みんなに知らせたほうが望ましいコンテンツ

できるだけ多くのユーザーが知っておいたほうがよい、緊急性や重要性の高い情報も拡散されやすいコンテンツです。例えば、以下のようなコンテンツです。

  • 災害時のライフライン確保や身を守るためのコンテンツ
  • 蔓延する感染症拡大に伴う緊急措置や保障などに関するコンテンツ

これらのコンテンツを配信できる企業は限られているでしょう。もし、医療系などで専門性の高い企業の場合は、情報発信してもよいかもしれません。

ただし、これらのコンテンツは正確性が問われます。世の中ではデマや誤報も流れやすいため、そのような情報に惑わされずに正しい根拠を持った情報を発信しましょう。

タイトルのつけ方・写真選び・投稿時間なども重要

コンテンツをユーザーに見てもらうためには、タイトルのつけ方や写真選び、投稿する時間帯なども重要です。

以下のようなポイントを工夫すると、より拡散されやすくなります。

  • 目を引くタイトル・魅力的なタイトルをつける
  • タイトルの中でユーザーへのメリットを訴える
  • 成果や効果は数字にすると伝わりやすい
  • 見映えがよく、ユーザーの興味・関心を引き付ける写真やイラストを使う
  • コンテンツは8時・12時・20時前後に投稿されると読まれやすい

拡散されるコンテンツづくりのために、ぜひ参考にしてください。

拡散されるか否か、すべてはコンテンツの内容次第

今回ご紹介した方法を活用すれば、オウンドメディアのコンテンツを拡散し、より多くのユーザーに届けることができるようになります。しかし、拡散されるかどうかはすべてコンテンツ次第です。

小手先のテクニックではなく、本質的にユーザーのためになるコンテンツを作成することが、より多くのユーザーを見込み顧客(ファン)にしていくことにつながります。ユーザーに拡散される有益なコンテンツ作成にお役立てください。