検索ボリュームを知ることは、効果的なキーワード選びの第一歩です。検索ボリュームが多く、競合が少ない「お宝キーワード」を見つけることが、SEOでうまく上位表示させるためのコツです。そこでこの記事では、GoogleやYahoo!、YouTubeの検索ボリュームの調べ方とその使用ツールについてご紹介します。あなたのメディアにあったツールをぜひ、見出してください。

検索ボリュームの必要性

検索ボリュームの必要性

自社オウンドメディアのコンテンツを検索結果に上位表示させ、検索流入による集客を増やすためには、キーワード選定が重要です。しかし、なんとなくキーワードを選んでも、上位表示からの検索流入を増やすことはできません。

なぜなら、キーワードの検索ボリュームによって、上位表示の難易度や検索流入数が異なるからです。キーワードの「検索ボリューム」と「難易度」および「検索流入数」との間には、以下のような関係があります。

検索ボリュームの“多い”
キーワード
検索ボリュームの“少ない”
キーワード
  • 競合が多いため、上位表示の難易度は高い
  • 上位表示できれば多くの検索流入を期待できる
  • 上位表示の難易度は低い
  • 需要が少ないため、上位表示されても検索流入は少ない

検索流入による集客を効率的に行うためには、検索ボリュームがあり、できるだけ競合が少ないキーワードを選ぶことが大切です。

それでは、以下にGoogle、Yahoo!、YouTubeの検索ボリュームの調べ方とそのためのツールをご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

Googleの検索ボリュームの調べ方と使用ツール

Googleの検索ボリュームの調べ方と使用ツール

まず、Googleの検索ボリュームの調べ方と使用ツールについてご紹介します。現代のSEO対策は、Googleでの上位表示を狙うことがメインなので、Googleの検索ボリュームを調べることは必須の作業です。

Googleの検索ボリュームを調べるツールは、次の7つがあります。

Google キーワードプランナー(公式)

Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Google キーワードプランナーはGoogleが提供するキーワードリサーチツールです。もともとは、Google広告を利用する広告主がキーワードを調べるためのものですが、コンテンツ制作のためのキーワードリサーチにも使えます。多くのWebマーケティング担当者に利用されている定番のツールです。

Google キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる方法

  1. Google キーワードプランナーにログインして、「新しいキーワードを見つける」をクリック、調べたいキーワードを入力します。
  2. 「表示」ボタンで月間平均検索ボリュームや競合性(広告における競合性)が表示されます。

表示項目はカスタムで増減、変更可能です。

Googleキーワードプランナー表示例
Googleキーワードプランナー表示例

Google キーワードプランナーのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • キーワードの月間平均検索ボリュームや競合性が無料で調べられる
  • Googleの公式ツールなので安心して利用できる
  • 詳細な月間平均検索ボリュームは有料(広告を出稿しているアカウント)しか見られない

無料版ではおおまかな検索ボリュームしか表示されず、より正確な検索ボリュームを知るためには有料アカウント、広告運用中であることが必要です。

Google サーチコンソール(公式)

Google サーチコンソールは、Googleが提供する検索順位の検証・改善ツールです。すでにオウンドメディアを運用している企業が、実際に検索流入のあるキーワードの検索表示回数やクリック数、掲載順位などを調べるためによく使われます。

Google サーチコンソールで検索ボリュームを調べる方法

  1. Google サーチコンソールにログインして、「検索パフォーマンス」をクリックします。
  2. グラフ上部の「平均 CTR(クリック率)」と「平均掲載順位」をクリックします。
  3. キーワードのクリック数、表示回数、平均 CTR、平均掲載順位が表示されます。

Google サーチコンソールのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • 実際によく検索されているキーワードがわかるのでSEO対策しやすい
  • 無料ですべての機能が使える
  • Webページやデバイスごとによく検索されているキーワードが調べられる
  • データが反映されるのに日数がかかる
  • ある程度コンテンツがないとデータが反映されにくい

Google サーチコンソールは、ある程度コンテンツをアップした後に、その成果を確認するのに役立ちます。狙ったキーワードで検索されているか、それとも違うキーワードで検索されているかを見ることによって、対策すべきSEOキーワードがわかります。

Google アナリティクス(公式)

Google アナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。オウンドメディアをはじめとするWebサイトのアクセス解析ツールとして多く利用されています。Google サーチコンソールと紐づけすることで、実際に検索されているキーワード(検索クエリ)を取得できます。

Google アナリティクスで検索ボリュームを調べる方法

  1. Google アナリティクスにログインして、「集客」をクリックします。
  2. 「Search Console」をクリックして、さらに「検索クエリ」を選択します。
  3. キーワードのクリック数や表示回数、クリック率、平均掲載順位が表示されます。(ただし、事前にGoogle サーチコンソールとの紐づけが必要)

Google アナリティクスのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • Google アナリティクスのアクセス解析画面からGoogle サーチコンソールのデータが直接見られる
  • 無料ですべての機能が使える
  • Google サーチコンソールと紐づけしないと使えない
  • ある程度コンテンツがないとデータが反映されにくい

Google アナリティクスとGoogle サーチコンソールを両方使っている方は、紐づけするとかなり便利なので、ぜひお試しください。

Google トレンド(公式)

Google トレンドは、Googleが提供するトレンドチェックツールです。調べたいキーワードの過去1年間の検索需要の傾向がわかります。

Google トレンドで検索ボリュームを調べる方法

  1. Google トレンドにアクセスして、調べたいキーワードを入力します。
  2. キーワードの過去1年間の検索需要の傾向(目安)がグラフで表示されます。

Googleトレンド表示例
Googleトレンド表示例

Google トレンドのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • 季節によって需要が変化するトレンドキーワードの検索需要がわかる
  • 無料で簡単に調べられる
  • 詳細な月間検索ボリュームまではわからない(あくまで目安)
  • シンプルである反面、使える機能は少ない

Google トレンドは、季節によって検索需要が変わるキーワードや話題性の高いトレンドキーワードには有効です。また、「比較」の欄にほかのキーワードを入力することで、複数のキーワードにおける検索需要の比較もできます。

キーワードファインダー

キーワードファインダーは、SEO対策を手がける株式会社ディーボが開発した有料のSEOキーワード選定ツールです。利用料は月額50,000円からで、7日間の無料お試し期間もあります。登録したキーワードとサイト情報をもとに新しいキーワードの月間検索数やSEO難易度、関連度などを自動取得してくれます。

キーワードファインダーで検索ボリュームを調べる方法

  1. キーワードファインダーに「キーワード」「マイサイト」「競合サイト」を登録します。
  2. ダッシュボードを開くと、キーワードの月間検索数とSEO難易度、関連度が表示されます。

キーワードファインダーのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • 月間検索数が多く、SEO難易度が低い「おすすめキーワード」やSEO対策に使える「ロングテールキーワード」を自動取得できる
  • キーワードの詳細な月間検索数までわかる
  • 管理キーワードのGoogle、Yahoo!の検索順位が毎日取得できる
  • 競合サイト(最大7サイトまで)の検索順位や検索流入数などがひと目でわかる
  • ページごとのキーワード解析やマイサイトのSEOスコアチェックなどさまざまな機能がある
  • 使用するためには登録や利用料が必要(無料お試し利用も登録が必須)

キーワードファインダーは有料ですが、SEOキーワード選定のための豊富な機能がそろっており、かなり実用的なツールです。本格的にオウンドメディアを運用したい方にはおすすめです。

Keywordmap

Keywordmap(キーワードマップ)は、Webソリューションサービスを手がける株式会社CINCが開発したWebマーケティングの調査・分析ツールです。利用料は使用する機能によって異なり、事前の見積もり(シミュレーション)が必要です。7日間の無料トライアルもあります。

Keywordmapで検索ボリュームを調べる方法

  1. Keywordmapにログインして「ドメインダイジェスト分析」で調べたいサイトのURLを入力します。
  2. そのサイトの自然検索ワードの検索順位や検索ボリューム、想定流入数などが表示されます。

Keywordmapのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • 調べたいサイトの自然検索ワードの検索順位や検索ボリュームなどがひと目でわかる
  • ひとつのキーワードに対して多くの関連キーワードや共起語が取得できる
  • 使用するためには登録や利用料が必要(無料お試し利用も登録が必須)

Keywordmapは、自社サイトや競合サイトの自然検索ワードが簡単に取得できる優れたツールです。また、ひとつのキーワードからさまざまな角度で関連キーワードを得られるのでSEO対策におすすめです。

Ubersuggest

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、Webマーケティングのプロとして知られるNeil Patel(ニール・パテル)氏が開発したキーワード提案ツールです。無料でも使用できますが、Googleアカウントとの連携や有料プランに切り替えると使える機能が増えます。利用料は月額2,999円から(7日間の無料お試し期間あり)。

Ubersuggestで検索ボリュームを調べる方法

  1. Ubersuggestにアクセスして、調べたいキーワードを入力します。
  2. キーワードの過去1年間の月間検索ボリュームやSEO難易度が表示されます。

Ubersuggest 表示例
Ubersuggest 表示例

Ubersuggestのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • キーワードの詳細な月間検索数がわかる
  • 関連キーワードの月間検索ボリュームやSEO難易度がひと目でわかる
  • キーワードの上位表示サイトの分析もできる
  • Googleアカウントと連携しないと、上位10位までしかキーワードがチェックできない(連携後に10位以下が閲覧できる)
  • Googleアカウント連携により、自社のサーチコンソールが参照されてしまう

Ubersuggestは使い勝手が良いキーワード提案ツールです。無料でも始められますが、本格運用するためにはGoogleアカウント連携や有料プランが必須です。ただし、Googleアカウントと連携させると、サーチコンソールが参照されるため、セキュリティに敏感な企業にはあまりおすすめしません。

Yahoo!の検索ボリュームの調べ方と使用ツール

Yahoo!の検索ボリュームの調べ方と使用ツール

次に、Yahoo!の検索ボリュームの調べ方と使用ツールについてご紹介します。

Yahoo! キーワードアドバイスツール(公式)

Yahoo! キーワードアドバイスツールは、Yahoo!広告の広告主がキーワードを調べるためのツールです。キーワードの推定インプレッション数や推定クリック率などが計測できます。

Yahoo! キーワードアドバイスツールで検索ボリュームを調べる方法

  1. Yahoo! キーワードアドバイスツールにビジネスアカウントでログインします。
  2. 「検索広告」タブから「ツール」を選択後、「キーワードアドバイスツール」をクリックして、キーワードを入力します。
  3. 関連キーワード候補の推定インプレッション数や推定クリック率などが表示されます。

Yahoo! キーワードアドバイスツールのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • Yahoo!の公式ツールであるため安心して利用できる
  • 無料で利用できる
  • ビジネスアカウントの登録が必要
  • 広告主向けのキーワードツールであるため、コンテンツのSEO対策としては使いにくい
  • 競合性や月間検索数、検索ボリュームの推移は廃止されたため参照できない(「推定インプレッション数」を参考にする)

Yahoo! キーワードアドバイスツールは広告主向けの機能に特化されているため、コンテンツのSEO対策には不向きです。現在、Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使用しているため、Googleの検索ボリュームをYahoo!の検索ボリュームの目安にするケースも多く見られます。

Yahoo!キーワードアドバイスツールとGoogleキーワードプランナーとで、数値に大幅な違いが出ることもあります。利用ユーザー層や数の違いから、双方の数値に違いが出る、ということも起こり得ます。

お好みに応じて、ツールを使い分けてください。

YouTubeの検索ボリュームの調べ方と使用ツール

YouTubeの検索ボリュームの調べ方と使用ツール

最後に、YouTubeの検索ボリュームの調べ方と使用ツールについてご紹介します。YouTubeの検索ボリュームを調べるツールには、次の2つがあります。

Keyword Tool

Keyword Toolは海外産のツールで、GoogleやBing、Amazon、eBay、YouTube、Twitterなどさまざまなプラットフォームの検索ボリュームを調べられるのが特徴です。キーワードをひとつ入力するだけで、関連キーワードの検索ボリュームが表示されます。無料版だけでなく、高機能な有料プラン(月額199ドル)もあります。

Keyword Toolで検索ボリュームを調べる方法

  1. Keyword Toolにアクセスして、キーワードを検索します。
  2. キーワードの検索ボリュームと検索需要の変化(トレンド)、クリック単価、競合性などが表示されます。
Keyword Tool表示例
Keyword Tool表示例

Keyword Toolのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • YouTubeの検索ボリュームが簡単に調べられる
  • 検索ボリュームだけでなく、過去1年間の検索需要の変化もチェックできる
  • 無料版では機能が限られており、詳細なデータを閲覧するためには有料プランを使う必要がある

Keyword Toolは、とてもシンプルで使いやすいツールです。しかし、有料プランでなければ詳細なデータが閲覧できないのが大きなデメリットと言えます。

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)は、世界で60万人以上が導入している海外産のSEO分析ツールです。YouTube Keyword Tool(YouTubeキーワードツール)というツールを使って、YouTubeの検索ボリュームが調べられます。

無料版でも使えますが、多くのキーワードを調べるためには有料プラン(月額99ドルから)が必要です。7日間の有償トライアル(7ドル)もあります。

Ahrefs YouTube Keyword Toolで検索ボリュームを調べる方法

  1. AhrefsのYouTube Keyword Toolにアクセスして、キーワードを検索します。
  2. キーワードの検索ボリュームが表示されます。
Ahrefs YouTube Keyword Tool表示例
Ahrefs YouTube Keyword Tool表示例

Ahrefs YouTube Keyword Toolのメリットとデメリット

メリットデメリット
  • YouTubeの検索ボリュームが無料で簡単に調べられる
  • 関連キーワードの検索ボリュームも一覧表示されるため便利
  • 無料版では100個までしか関連キーワードの検索ボリュームが表示されない
  • 有償トライアルのみで無料お試し期間がない

日本語でも使いやすく、動作もサクサクと軽いので快適に利用できます。YouTubeの検索ボリュームを簡単に調べたい方は、無料版からぜひお試しください。

無料ツールには限界があるのが実状

今回はGoogleやYahoo!、YouTubeの検索ボリュームの調べ方や使えるツールについてそれぞれご紹介しました。

ツールは有料・無料がありますが、無料ツールは検索ボリュームが正確に表示されなかったり、一部機能が制限されたりと、さまざまな限界があるのが実状です。予算があれば、有料ツールを使ったほうが圧倒的に効率よくキーワードを調べられます。

SEOにとって、キーワードの選び方はとても重要です。今回ご紹介したツールの中から、ぜひあなたのメディアにあったツールを見つけてください。