サイトのリンク切れチェックは、SEO対策において重要です。リンク切れのあるサイトはユーザービリティが低下し、検索順位も下がる可能性があります。この記事では、リンク切れチェックをしたほうが良い理由やリンク切れの原因と対処法、リンク切れチェックに使えるおすすめのツールをご紹介します。あなたのサイトも大丈夫かどうか、一度チェックしてみてください。

リンク切れチェックはまめに行ったほうが良い理由

リンク切れチェックはまめに行ったほうが良い理由

リンク切れが生じると、ユーザーがせっかくリンクをクリックしても、ページが表示されなかったり、404エラーページが表示されたりする現象が起きます。リンク先のページが閲覧できない状態のことを「デッドリンク」と呼び、ユーザービリティや検索順位にも影響を与えます。

ここでは、リンク切れチェックをまめに行ったほうが良い2つの理由とリンク切れをチェックするための方法についてご説明します。

ユーザービリティ(UX)への影響

ユーザービリティ(UX)とは、訪問したユーザーが目的を達成するために有用性のあるサイトになっているかどうかを表す言葉で、ユーザーの利便性や快適性のことを指します。

リンク切れが起こると、ユーザーが目的のページを開くことができず、不便さや不快な気持ちを感じてしまいます。人によっては「二度とこのサイトは見ない」と思ってしまうかもしれません。ユーザーが知りたい情報までたどり着くことができないため、当然ユーザービリティも低下します。

ユーザービリティの低いサイトは、ユーザーに不利益なサイトと評価されやすく、結果的にサイトのSEO評価にも影響をおよぼす場合があります。サイトの信頼性を高め、ユーザーに閲覧されるサイトにしていくためにも、リンク切れのチェックはとても大切です。

検索順位が下がる可能性も?

通常、検索エンジンは「クローラー」と呼ばれる巡回プログラムを使ってサイトを定期的に巡回し、リンクをたどって新しいページを順次、検索エンジンにインデックス登録します。

このとき、クローラーはリンクをたどってサイト内を巡回するため、リンクが正しく貼られているかどうかによって、クローラーの巡回のしやすさ(クローラービリティ)も変わります。

リンク切れがあるサイトではクローラービリティが低下するため、検索エンジンからも「構造が最適化されていないサイト」と評価されやすく、ページの検索順位が下がる可能性もあります。

検索流入による集客を目的としているサイトでは、クローラービリティにも配慮する必要があるため、サイト運営者にとってリンク切れチェックは必須と言えます。

リンク切れのチェック方法

リンク切れをチェックする最も単純な方法は、実際にページ上のリンクをクリックして、リンク先が有効であるかどうかを確かめてみることです。

しかし、ページ数の多いサイトでは、手動(目視)によるチェックは時間や手間がかかり、効率的ではありません。そこで、最近ではオンラインツールや専用ソフトを使ってリンク切れチェックを行うことが一般的です。

リンク切れチェックに使えるおすすめのツールについては、この記事の後半でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

リンク切れの原因と対処法

リンク切れの原因と対処法

リンク切れには、大きく2つの原因があります。ひとつは、サイト運営者自身がリンクを貼り間違えることであり、もうひとつはリンク先のサイトやページのURLが変わることです。

リンク切れは完全に防ぐことはできず、定期的に発生します。しかし、リンク切れが起きても、慌てる必要はありません。適切な対処をすれば、ユーザービリティやSEO評価への影響も最小限にとどめることができます。ここでは、それぞれの原因に対する適切な対処法について具体的にご説明します。

スペルミス

まず、サイト運営者自身がリンクを貼るときにURLのスペルミス(書き間違え)を行うと、リンク切れが起こります。URLから1文字抜けていたり、間違って半角スペースが入っていたりするだけでも、リンク切れが起こるので、URLを記述するときには間違えないように注意しましょう。

スペルミスによるリンク切れが起きた場合、正しいURLを探して書き直せばすぐに問題は解決できます。サイトやページを公開する前には、実際にリンクをクリックしてみるなどセルフチェックを行うことで、リンク切れを未然に防ぐことができます。

リンク先のURLが変更された

次に、リンク先のサイトやページのURLが変更された場合です。これは、サイトやページがリニューアルされてドメイン自体が変わっていたり、サイトのドメインが失効したりした場合にも起こります。今までアクセスできていた外部リンクが突然リンク切れを起こすときは、ほとんどがこれにあてはまります。

リンク先のURLが変わった可能性がある場合は、リンク先のサイトやページをタイトル名などで検索してみて、正しいURLが見つかったら書き直すことで解決できます。なかには、サイトやページが完全に削除されてしまっているケースもあり、リンクの修復が難しい場合もあります。

もし、正しいURLが見つからなかった場合は、リンクを解除したうえで、「現在このURLは利用されていません」と追記するか、コンテンツの内容そのものを見直す必要があります。

特に、更新頻度が高いポータルサイトのニュース記事や公的機関が統計結果などを公開しているPDFファイルのURLなどは、期間限定で公開されていることも多く、リンク切れを起こしやすいのでこまめにチェックしましょう。

404ページをカスタマイズ

リンク切れが起こると、404エラーページが表示されることがあります。この404エラーページをカスタマイズし、ユーザーの利便性を高めることで、リンク切れによるユーザービリティへの影響をおさえることができます。

そもそも、404エラーページには、以下のような役割があります。

  • ユーザーに目的のページが存在しないことを伝える
  • ユーザーに役立つ別のページを探す方法を提案する

まず、ユーザーに「お探しのページはURLが変更されたか削除されたため存在しません」ということをはっきりと伝えましょう。そのうえで、ユーザーが別の記事を探せるように、検索バー(検索窓)や人気のあるカテゴリー(またはページ)へのリンクを設置しておくと、ユーザーは迷うことなく別の記事を探すことができるようになります。

404エラーページのカスタマイズは、ユーザービリティを改善するだけでなく、SEOの内部対策としても有効なので、ぜひやっておきたい対策のひとつです。

リンク切れチェックおすすめツール5選

リンク切れチェックおすすめツール5選

リンク切れチェックは、ユーザービリティやSEO対策の観点からも、サイト運営者にとって必須の内容です。しかし、すべてのリンクをチェックするのには時間と手間がかかるため、作業を効率化できるツールを使うことをおすすめします。ここでは、リンク切れチェックに使える便利なツールを4つご紹介します。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Googleが提供する検索順位の最適化のための無料ツールです。サイトのインデックス登録の状況やどのようなキーワードでページが検索されているかを調べられるツールですが、リンク切れによるエラー状況も把握することができます。

Googleサーチコンソールにログインした後、メニューの「ガバレッジ」をクリックし、「エラー」を選択すると、詳細データに「送信されたURLは404エラーです」と表示される場合があります。このエラーが表示されたら、リンク切れが起きている証拠です。

普段からGoogleサーチコンソールをよく使っている方は、インデックスやキーワードを調べる際に、ガバレッジも合わせてチェックしておくと、リンク切れをいち早く発見できます。

リンクチェッカー(リンク切れチェックツール)

リンクチェッカーは、Web開発会社のエスロジカルが提供する無料のリンク切れチェックツールです。ドメインまたはページ単位でリンク切れを簡単にチェックできます。ドメイン単位でチェックした場合、約100ページのサイトも30分程度でチェックが可能です。

リンク切れをチェックしたいドメインまたはURLを入力するだけで、すべてのリンクを自動でチェックしてくれます。リンク切れ(エラー)になったページのURLも一覧表示されるため、どのリンクを解決すれば良いのかもすぐにわかります。

リンクチェックに特化したシンプルなツールで、サイトのリンク切れの有無を、手間をかけずにぱっと調べたい方にはおすすめです。

Broken Link Checker(Wordpressプラグイン)

Broken Link Checkerは、サイトのリンク切れを定期的にチェックして教えてくれる便利なWordPressプラグインです。設定した時間ごとにサイト全体のリンクをチェックし、リンク切れがあった場合にはメールで通知してくれます。

Broken Link Checkerが便利なのは、サイト運営者がわざわざ調べなくても自動的にリンクチェックからエラー通知までしてくれることです。サイト運営者は、通知が届いたときのみ対応をすれば良いため、かなり効率的と言えます。

テキストリンクだけでなく、画像リンクのチェックにも対応しています。WordPressサイトを使っているなら、ぜひ入れておきたいプラグインです。

Check My Links(Chrome拡張機能)

Check My Linksは、ページ単位でリンク切れをチェックできるGoogle Chromeの拡張機能です。Check My Linksが便利なのは、Google Chromeのブラウザに拡張機能として追加しておけば、ワンクリックでチェックできる点です。

オプションによって、広告のリンクなど、チェックしなくても良いリンクをあらかじめ指定できるため、必要なリンクのみを素早くチェックできるというメリットがあります。

ページ単位で使うツールであるため、新規記事を公開する前や既存ページを大幅に修正した場合に使用して、リンク切れを予防するのに役立ちます。

どのリンク切れチェックツールがおすすめ?

今回ご紹介したツールの中で、実際に使ってみた経験から最も使い勝手が良いと感じたのは、WordPressプラグインのBroken Link Checkerです。使いやすさや、リンク切れを発見する精度の高さは群を抜いています。

WordPressサイトであればBroken Link Checkerを利用し、それ以外のCMSによって構築されたサイトであれば、リンクチェッカーやCheck My Linksなどを活用したら良いでしょう。

リンク切れチェックもSEO対策には重要

リンク切れチェックは、サイトのユーザービリティやSEO評価を高めるために大切な要素のひとつです。リンク切れを放っておくと、ページの検索順位にも影響を与える可能性があるため、定期的なチェックをおすすめします。

リンク切れチェックはとても地道な作業ですが、ツールを活用することで効率化できます。自社サイトにあったツールを導入し、ユーザーにも検索エンジンにも評価される質の高いサイトをぜひ構築しましょう。