誤字脱字のチェックは、コンテンツ(記事)の質を高めるために必須の作業です。しかし、いざやってみると時間がかかり、語句によっては何が正しい表記なのかわかりづらいこともあります。そこでこの記事では、誤字脱字チェックに使えるおすすめのツールを7個ご紹介します。ツールを使うと格段に作業効率も上がるので、ぜひ活用してみてください。

誤字脱字チェックは目視だけでは不十分?

誤字脱字チェックは目視だけでは不十分?

オウンドメディアや自社サイトの記事を書くときに、次のような経験はありませんか?

  • 誤字脱字が多すぎてチェックに時間がかかり作業がはかどらない
  • 誤字脱字に気づかずにそのまま公開してしまった…

プロのライターや校正者でもそれなりの経験がないと、誤字脱字を完璧にチェックすることは難しいです。私も4年間オウンドメディアを担当していますが、いまだに誤字脱字を見逃してしまうことがあります。

誤字脱字があると、読者に不快感を与えたり、記事の信頼性が低下したりするため、極力なくすことが必要です。集客やブランディングを目的とするオウンドメディアであればなおさらで、記事の誤字脱字チェックは丁寧に行うべきです。

しかし、誤字脱字のチェックは、それなりに手間と時間がかかります。記事のチェックに時間を割かれ、記事作成に集中できないという悩みもよく聞きます。そんなときに役立つのが、誤字脱字のチェックツールです。ツールを使うことで、素人でも簡単かつ効率的に誤字脱字のチェックが行えます。

特に、これからオウンドメディアを始める担当者や、すでに運営しているけど記事のチェックを効率化したいというWeb担当者には必須のツールです。作業時間の短縮につながるので、ぜひ試してみてください。

誤字脱字チェックに便利なツール

それでは早速、誤字脱字チェックに役立つツールをご紹介します。シンプルな無料ツールから高機能な有料ツールまでさまざまな種類があり、それぞれの特徴や使い方も異なります。コストをなるべくかけたくない方は無料のツールでも十分ですが、機能性や正確さを重視したい方は有料ツールの使用をおすすめします。

Enno

Ennoは、日本語で書かれた文章のタイポ、変換、誤字脱字エラーをチェックおよび校正してくれるオンラインツールです。無料で会員登録も不要で使えますが、なかなか機能は優れています。日本語の誤字脱字だけでなく、プログラミングのソースコードの記述ミス(半角スペースの有無など)もチェックできるのが便利な点です。

余計な機能は削られているため、シンプルなツールでサクッとチェックしたい方にはおすすめです。

Tomarigi

Tomarigiは、青山学院大学の日本語表現法開発プロジェクトが提供しているアプリケーションソフトウェア型のツール(無料)です。誤字脱字をはじめ、「である調・ですます調」の文体の混合や指示語の使いすぎなども細かくチェックしてくれます。

初期設定に少し手間がかかりますが、パソコンにインストールして使うタイプであるため、Web上に情報流出の心配はありません。セキュリティ重視の方にはおすすめです。ただし、チェック精度は若干低いため、他のツールと使い勝手を比較して選ぶと良いでしょう。

プレスリリース校正ツール

プレスリリース校正ツールは、プレスリリース配信サービスを手がける株式会社バリュープレスが運営しているオンラインツールです。無料で会員登録も不要で使えます。機能はシンプルで、ひらがなに修正する漢字や助詞不足の語句を主にチェックしてくれます。

チェック結果は「表記・表現の間違い」「わかりやすい表記にするため」「文章をより良くするため」という3段階の基準で表示されます。柔らかい文章表現よりも、フォーマルなタイプの文章チェックに向いているツールです。

Googleドキュメント

Google ドキュメント
Google ドキュメント

Googleドキュメントは、Googleが提供しているオンライン文書作成ツールです。「ファイル」>「言語」で使いたい言語を設定して、「ツール」>「スペルと文法」>「スペルと文法のチェック」をクリックして使います。

Googleアカウントをもっていれば無料で使えますが、日本語のチェック機能は精度が少し低いです。英語表記を多用する文章ではスペルチェックに活用できます。リアルタイムの自動保存機能やドキュメントの共有機能もついているため、複数人で共同作業するのにも役立ちます。

Microsoft Word

Microsoft Wordは、Microsoft(マイクロソフト)が提供しているアプリケーションソフトウェア型の文書作成ツール(有料)です。Microsoft Wordでは、文章を書いていると、リアルタイムで校正すべき箇所を波線で示してくれます。

校正箇所の詳細を知りたいときは、「校閲」>「スペル チェックと文章校正」をクリックすると、一つひとつの間違いの原因や修正候補を示してくれます。チェックの精度も高く、使い勝手のよいおすすめのツールです。すでにMicrosoft Wordをもっている方は、ぜひ校閲機能を試してみてください。

文賢

文賢は、Webマーケティングを手がける株式会社ウェブライダーが提供しているオンラインの文章作成アドバイスツール(有料)です。SEOによるWebマーケティングの経験と実績から得られた独自の100以上の視点を採用し、文章の読みやすさ、わかりやすさ、日本語の誤用、誤字脱字などを丁寧にチェックしてくれます。

メインの推敲・校閲機能のほか、音声読み上げや漢字の使用率チェック、スマートフォンやタブレットなどのデバイスごとの表示チェックなど、多様で便利なサブ機能もあります。

記事チェックの機能が優秀で、これまで1,000以上の法人・個人に利用されています。お得な月額料金で利用でき、オウンドメディアを本格運用したい方には最適なツールです。

Just Right!6 Pro

Just Right!6 Proは、ソフトウェア開発大手のジャストシステムが提供しているアプリケーションソフトウェア型の文章校正支援ツール(有料)です。高度な日本語処理技術を採用しており、誤字脱字をはじめ、表記の揺れや字種統一、文章の長さ、英数字のスペル、独自に設定した自社表記ルールなどを細かくチェックしてくれます。

MicrosoftのWordやExcel、PowerPointなど他のアプリケーションソフトウェアとの連携もできます。価格はやや高いですが、機能性に優れたツールです。また、きめ細かな校正ニーズに応えるための辞書機能をオプションとして追加することでプロ仕様のツールに拡張することも可能です。

体験版のダウンロードもあるので、とりあえず試したい方は体験版から使ってみると良いでしょう。

誤字脱字チェックツールの使い方のコツ

誤字脱字チェックツールをうまく使いこなすコツは、目視チェックとあわせて利用することです。ツールがいくら便利だからといって、作業をすべて丸投げしてしまうのはあまりおすすめしません。なぜなら、正しい文章や言葉遣いであっても、ツールによっては誤字脱字とチェックされてしまうケースもあるからです。

記事をチェックするときは、目視で一度確認した後に、ツールを使って再びチェックすると良いでしょう。ツールを使うと、目視では気づかない誤字脱字もすぐにわかるため、チェック漏れを劇的に減らせます。

ツールにはさまざまな特徴や機能があるため、実際に試用して使いやすいものを選びましょう。目視によるチェック漏れも丁寧に拾ってくれるようなツールがおすすめです。

「誤字なのか脱字なのか、表記揺れにも不安が…」そんなときの一冊

目視によるチェックで「誤字なのか脱字なのかわかりづらい」「表記揺れはどのように統一したらいいのだろうか」と不安になってしまうときに、頼れる一冊があります。

共同通信社が出版している「記者ハンドブック」です。記者ハンドブックは、「正しい日本語で伝わる文章を」をコンセプトに、実際に共同通信社の記者たちが使っている日本語の表記ルールや表現方法などをまとめたもので、一般の新聞記者や企業の広報担当者、ライターなど第一線で活躍する多くのプロに愛用されています。

記者ハンドブック

Amazon参考価格 2,090円

一般社団法人 共同通信社(著)

私も実際にライティングのときに参考にしている書籍で、誤字脱字や表記揺れなどの判断に困ったときにはいつも重宝しています。漢字とひらがなの使い分けや送り仮名のつけ方、外来語や単位の正しい表記の仕方、記事の書き方、年齢早見表などが網羅されていて、信頼できるコンテンツづくりに必須の一冊です。

個人で記事を書く場合はもちろん、複数のライターで書くときにも役立ちます。記者ハンドブックをもとに、あらかじめ社内で表記ルールを統一しておくと、記事チェックの効率も上がり、記事の品質も高まります。

目視でもチェックしたけど不安

「目視チェックに自信がない…」「いつも誤字脱字を見逃してしまう」というときは、第三者に確認してもらったり、時間をおいてから再チェックしたりすると良いです。

自分で再チェックするときには、印刷して読み直したり、声に出して読んでみたりすると、誤字脱字に気づきやすくなります。目視だけでは見逃してしまう箇所も、読んで確認すると意外と気づけるものです。

目視チェックやツールによるチェックに加え、第三者のチェックや時間をおいてからの再チェックまで行うと、ほとんどの誤字脱字は防げます。また、この校正作業を繰り返すことで、あなたの文章力や校正スキルも着実に上達させることができます。

自社サイトにあったツールを活用して質の高いコンテンツを

誤字脱字チェックは、質の高いコンテンツづくりのために重要なステップです。目視によるチェックとツールを併用することで、作業効率や精度を飛躍的に高められます。誤字脱字チェックツールはコストや機能によってさまざまな種類があるため、あなたのサイトにあったツールを選ぶようにしましょう。