企業のオウンドメディアも記事数が多くなってくると、読み手が記事を探しにくくなることが多々あります。読み手に効率良く記事を探してもらい、狙ったターゲット層が迷うことなく記事にたどりつくためにカテゴリーページを設定することは有効な手段だと言えます。記事の中身だけでなく、カテゴリーページにもSEO対策が必要な理由を解説します。

カテゴリーページにもSEO対策は必要?

カテゴリーページにもSEO対策は必要?

SEO対策初心者の中には、記事でSEO対策を行なっているためカテゴリページにはSEO対策は不要だと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、カテゴリーページの設定は読みたい記事を見つけやすいといったメリットがあり、カテゴリーにSEOとなる言葉を入れると、よりたくさんの記事を読んでもらえる可能性があります。

したがって、カテゴリーページのSEO対策は必須とまでは言えなくても、やっておいて損はなく、結果的に読者を増やすためにも必要なことです。これまでカテゴリーページに重点を置いていなかったオウンドメディアの担当者の方は、これをきっかけにカテゴリーページにもSEO対策を取り入れてみてください。

適切なカテゴリーページの構造とは

適切なカテゴリーページの構造とは

カテゴリーページにSEO対策をすると言っても、具体的にどのような構造が読者を惹きつけるかわからない人も多いのではないでしょうか。カテゴリーページを分けるときには、まずザックリと大きな分類をして、その後にさらに読み手が欲しい情報を得やすいように細分化していきます。

この時に注意したいのは、カテゴリーを細かくし過ぎないことと、複数のカテゴリーをひとつの記事に含まないようにすることです。読者には有益な記事を効率良く見つけたいというニーズがあるため、自分の探している情報を探しにくいカテゴリーページの構造では意味がないのです。

どのようなカテゴリーページを設定すればより多くの人にアクセスしてもらえるのか、その4つのポイントをご紹介します。

1記事につき1カテゴリー

カテゴリーを作成する際に勘違いされがちなのが、複数のカテゴリーを設定すれば様々なターゲット層に記事を読んでもらえるのではないかという考えです。しかし、よりターゲットを絞るためにはこれは有効な手段であるとは言えません。

特に、その複数のカテゴリーにつながりがない場合、記事を読んだ人はなぜこのカテゴリーにこの記事があるのかを疑問に感じます。読み手の満足度を向上させるためには、欲張って色々なカテゴリーを記事に含めるのはSEO対策として弱くなり、読者も離れていきます。

逆に、1記事につき1カテゴリーであればSEO対策においても強みとなり、記事もスッキリとした印象になります。カテゴリーページでSEO対策をする場合は、必ず1記事につき1カテゴリーに厳選する、ということを徹底してください。

カテゴリーページにもリード文を

リード文は時間を取らずにすぐ読むことができるものです。カテゴリーページにもリード文を付けて紹介することによって検索エンジンに拾ってもらいやすくなるだけでなく、カテゴリーページを閲覧したそのカテゴリーに興味のなかった層までをターゲットとして取りこむことができるかもしれません。

したがって、カテゴリーページのリード文はただ載せれば良いという訳ではありません。リード文でいかに興味を引くか、SEOに影響を与えるかがカギとなります。

SEOキーワードも意識する

記事の書き手がSEO対策を行うときに必ず意識しておきたいのはSEOキーワードです。SEOキーワードは何を設定するかによって競合の相手に勝つことができるかを左右するので、慎重に選ばなければいけません。

基本的に記事でSEO対策を行なうときには、SEOキーワードを先に決めて不自然ではないように記事の中に散りばめていきますが、カテゴリーページが決まっている場合には、SEOを意識するとともにカテゴリーにも合う記事作りをします。

パンくずリストの設定

パンくずリストと聞くと可愛らしいイメージかありますよね。具体的にパンくずリストがどんなものかというと、先に作った構造の中で今どこに位置しているのかがすぐにわかる仕組みのことです。

パンくずリスト

内部リンクが貼られているパンくずリストはSEO対策としても非常に優れたものであると言えますし、結果としてクローラーの巡回がスムーズとなってSEOの検索順位も上がるものです。つまり、パンくずリストは可愛い名前で仕事をしっかりしてくれる働き者の機能なのです。

パンくずリストをより効果的に使うためには、カテゴリーページのトップページにアクセスしてもらうのが近道です。なぜなら、ここには最も多くのリンクが集中しているからです。

WordPressの使用を検討されているなら、パンくずリストの設定やカスタマイズが可能なテーマを選ぶことをおすすめします。

まずはトップページから見てもらうことをおすすめするとともに、パンくずリストを上手に活用して、検索順位を上げることからスタートしたいですね。

カテゴリーページ設定時の注意点

カテゴリーページ設定時の注意点

カテゴリーページを設定することは良いことばかりであるように思えますが、うっかり注意するべきことをやってしまえば検索順位を大幅に下げることにもなりかねません。その注意点は、簡単に言えば、「カテゴリーを上手に組み立てる」ということです。

つまり、カテゴリーも多すぎてごちゃごちゃしてくると高く積んだ積み木のように崩れ、結果的に訳がわからなくなってしまいます。何が大切かがわからない記事は検索エンジンを混乱させるだけで、SEO対策のワードまでが埋もれてしまいかねません。

SEO対策で注意したい、4つのポイントを確認してみてください。

似たようなカテゴリーを乱立させない

書き手の中にはどちらを優先したら良いのかがわからないという人もいるかもしれません。また、似たようなカテゴリーをわざと2つ作る方がSEO対策として強いのではないかと考えて、あえて似たようなカテゴリーを作る場合もあるかもしれません。

しかし、似たようなカテゴリーを複数作ることは記事を探しにくくするだけでなく、カテゴリーに分類する時に失敗することもあるので注意が必要です。逆に、似たような記事であればひとつにまとめたほうがSEO対策の効果が分散することなくアクセス数が上がり、見た目もスッキリするので良いと言えます。

カテゴリーページを作成するときには、似たようなカテゴリーが既に作成済でないかを確認しながらカテゴリーページを作るようにしてください。

カテゴリー分けの一例
トップページ大カテゴリー
秋田県観光スポット
グルメ・特産品
イベント
宿泊・温泉

サジェストキーワードを参考に分けると、SEO対策にもなります。

多くても2階層までにとどめる

カテゴリーは階層が多くなればなるほど、相手に伝える力が弱くなり、最後には作成者にもわからなくなってきます。そして、記事に直結しないカテゴリーに入れてしまう恐れもあります。

カテゴリーページの階層を作るときに、どのくらいの階層が必要かわからない人もいるかもしれないですが、ベストなのは2階層までだと覚えておいてください。2階層までのカテゴリーページは少しシンプルに感じるかもしれませんが、これ以上多くしてしまうとカテゴリーページの乱立につながる可能性もあります。

数が多くなりそうなとき、細かく分けすぎたと感じたときには、Wordpressであればタグを有効活用するといいでしょう。

カテゴリーページを作成する意味はSEO対策にあるので、あくまでもSEOを意識して充実したカテゴリーページを作成してください。

記事のカテゴリー設定は慎重に

記事のカテゴリー設定はカテゴリーページを作成した後に行います。記事のカテゴリー設定は記事にアクセスしてもらえるかや、企業とメディアのイメージにも影響するので、慎重さが大切になります。

記事のカテゴリー設定を行うときに慎重にすべきポイントは、記事の品質を確認するときとカテゴリー設定を行うときです。

カテゴリー設定では、今あるカテゴリーに新しく作成した記事を無理やり詰め込む必要はありません。もし、今あるどのカテゴリーのどれにも当てはまらないと思ったら、新しいカテゴリーを作成して記事とカテゴリーが一致するようにしたほうが良いでしょう。

実際に新規の記事をカテゴリーに入れるときには、タイトルや記事の内容がカテゴリーのどれにも当てはまらないといったことがないかをチェックしてみてください。カテゴリー分けは随時行い、より記事に合ったカテゴリーに分けることが読者を増やすためのコツです。

古い記事でも適切なカテゴリーが新しくできたらそちらに移動することによって、また新規の読者を増やすチャンスとなるでしょう。

カテゴリーが多いとSEO的に不利?

カテゴリーが多いとメディアとして様々なターゲットをつかめるように思いがちです。しかし、カテゴリーが多いとメニューバーにカテゴリーを載せきれないために管理もしにくいですし、メディアのコンセプトも伝わりにくくなってしまいます。

さらに、検索エンジンにもブログの趣旨がどういったものなのかが伝わらず、内部リンクがつながらないなどSEO的に不利な点が意外と多いのです。したがって、読者を増やすことを目的としてカテゴリーページを作るのであれば、「数より質」を重視してカテゴリーページ数を絞ってみてください。

一度作ったカテゴリーも見直してみると、似ているカテゴリーを無意識に作っていて、2つを1つにまとめられるかもしれません。このようなカテゴリーページの見直しは、自分の運営するメディアについて新しい発見をするきっかけにもなります。

新しくカテゴリーページを設定するケースだけでなく、もう既にカテゴリーページを設定していてアクセス数に伸び悩んでいるメディア担当者も、一度自社のオウンドメディアのカテゴリーページを見直してみるとSEO対策のヒントが見つかるかもしれません。

カテゴリーページの設定もSEO対策のひとつ

ブログやウェブメディアにおいて記事の品質や企業の知名度も大切ですが、実はそれ意外にもカテゴリーページという手法を用いてSEO対策を行うことができます。基本的に作成者が見やすいと思えないメディアは読者にとっても見やすいと思えないので、カテゴリーページを作成したら、まず自分で客観的にトップページから確認してみてください。

カテゴリーページを乱立させても、全くなくても記事が探しにくくなります。例えば、自分が知りたいことを検索した読者がいたとして、ブログが検索上位に引っかかったとします。しかし、ブログによっては開いてみるとトップページに案内されることがあります。

このような場合は全てのブログ記事を探す手間があり、読者は記事を探している間に見つからないことにイライラして、記事そのものにも興味をなくしてしまうかもしれません。

カテゴリーページの設定はSEO対策となり、読者離れを防ぐためにもメリットがいっぱいです。カテゴリーページを有効に使い、一度つかんだ読者を飽きさせないメディア作りをしていきましょう。